やきざかなののろい
読んだ時期 | 9月 |
対象児童 | 小4 |
所要時間 | 6分 |
タイトル | やきざかなののろい |
著者 | 塚本やすし |
出版社 | ポプラ社 |
出版年 | 2014年 |
「ぼくは、やきざかながきらいです! でも、おすしのさかなは、だいすきです。夕食がやきざかなだと、とても残念です。ぼくは、食べ散らかして、やきざかなを食べたふりをしました……」
え〜っ、そんなことして、いいの?!
そうなのです、よくないのです。
きらわないでほしいやきざかなが、お風呂にも、寝床にも、外にも、どこでもついてきて「きらわないでくれ〜 ちゃんとたべてくれ〜」というのです。さあ、どうなっちゃうんでしょう!
やきざかなののろいは、こわいよ〜。
秋と言えばサンマ!という安易な発想で選びました。
まず表紙の絵のインパクト、タイトルのインパクトでがっちり子どもの心を掴みました。
さらに「やきざかながきらい」というワードから始まり、ざわめく子どもたち。
普段は「好き嫌いせずに食べなさい」と言われてる子どもたちにとって、きらいなものをきらいと言う絵本は衝撃かもしれませんね。
食べ散らかされたやきざかながどこまでも付いてくる・・・という摩訶不思議な展開で大ウケの本でした。
何日か経ったあとも「食べてくれ~」というセリフを真似していた子がいたそうで、ちょっとうれしくなりました。
これは学年問わず、楽しめる一冊だと思います。次は低学年でも読んでみたいですね。